ヨーグルトと仲良くなろう!

カルシウムの吸収バツグン!

090805_milk_yoghurt_graf.gif 牛乳・乳製品のカルシウムは小魚などに比べて吸収されやすいのは、牛乳のたんぱく質のガゼインや乳糖が、腸の中でカルシウム吸収を助けるためですが、ヨーグルトの場合さらにその効率はアップします。
 これは、乳酸菌醗酵の過程で牛乳中のたんぱく質が分解され、カルシウムが乳酸と結びついた乳酸カルシウムという消化吸収しやすい形になるためです。

乳糖不耐症も大丈夫

 日本人の中には、乳糖を分解する酵素の分泌量が減少するため、牛乳を飲むと、お腹がゴロゴロする人(乳糖不耐症)がいますが、そんな人も、チーズやヨーグルトは大丈夫。
 牛乳をゆっくり、少しずつ飲んでみましょう。胃への刺激を減らし、牛乳が胃から腸へ少しづつ送られるようになると、少しの酵素の働きでも乳糖を消化することができます。ゆっくり飲めば大丈夫な人も意外に多いのです。また、スープやシチューなどのお料理に使うと大丈夫です。
 乳糖不耐症だからと、食生活から牛乳を遠ざけてしまわないで、乳製品をとる工夫をしましょう。

ヨーグルトでお腹の調子を整えて、お腹の中をきれいにしましょう!

 人の腸内には、腸の内容物1gあたり数千億個の細菌が存在しますが、健康の役に立つ「善玉菌」と、害を及ぼす「悪玉菌」があります。善玉菌と悪玉菌の比率は、加齢・ストレス・アンバランスな食生活などさまざまな条件で大幅に変わります。
 悪玉菌は腸内で有害物質をつくり、便秘や下痢をおこし、発がんを促進するものもあります。吹き出物や肌あれの原因にもなるうえ、長期的に見ると老化を促進することにもなります。

ヨーグルトの乳酸菌が、善玉菌の増殖を助けます

 ヨーグルトの乳酸菌が作りだす乳酸や酢酸などの有機酸は、悪玉菌の増殖を抑えて腸内腐敗を防いだり、腸管を刺激して腸のぜん動運動を活発にしたりします。
 さらにヨーグルトに含まれる乳糖が善玉菌の栄養源となってその増殖を助け、腸内菌のバランスが改善されます。
 毎日、ヨーグルトを食べていますか? ヨーグルトで腸内細菌の構成を善玉菌優勢に保ち、健康維持に役立てましょう。

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