よくある質問

FAQ

大学生協での業務について

大学生協で働いているのはパート職員さんが多いように見えますが、正規職員はどのくらいいますか?また正規職員の仕事は何ですか?
大学生協の食堂やショップなどでは、業務の最前線を担っているのはパート職員であり、全職員の90%以上を占めています。特に食堂では、パート職員の比率が非常に高く、店舗によってはパート職員のみで運営されている場合もあります。
一方、正規職員は店舗運営の責任者として、業務や作業の割り当て、勤務シフトの作成などを行います。また、店舗の経営状況に責任を持ち、目標や予算の達成に向けて取り組みます。さらに、大学や組合員からの意見・要望を聞き、相談を受けながら、商品やメニュー、サービスの改善を図っています。
大学生協は大学の中にあり、学生生活を支援するといいますが、大学職員とはどう違うのでしょうか?
大学職員の業務は、教員による教育・研究活動や授業運営、学生の学修支援など、教学に直接関わる部分が中心です。かつては、食事の提供、住まい紹介やアルバイトの斡旋など、学生の福利厚生に関する業務も大学が担っていましたが、大学経営の変化に伴い、教育・研究に直接関わらない業務は次第に外部委託されるようになっています。そのような中で、大学生協は、大学が直接行う「教育・研究・教学」以外の領域、すなわち、学生が安心して大学生活を送るために必要なほぼすべての生活支援を担っています。
具体的には、食事の提供、住まいの紹介、PC・文具・書籍の販売、旅行やレンタルサービス、保険・共済の案内など、多岐にわたります。
さらに近年では、キャリア形成支援や就職活動支援、海外研修・インターンシップの紹介など、本来は大学の業務範囲とされていた分野においても、大学生協が役割を担うケースが増えています。

配属・異動・移籍について

勤務地や配属先はどのように決まりますか? 希望は通りますか?
勤務地は、➀関西地区(大阪・兵庫・和歌山・京都・滋賀・奈良)②北陸地方の2つのエリアにまたがります。
選考時や採用内定時に、勤務地や配属先についてご希望を伺い、決定の際の参考とさせていただきます。
ただし、ご希望が必ず反映されるとは限りませんので、あらかじめご了承ください。
なお、ご本人の意に反するような無理な配属は行いませんので、ご安心ください。
異動や移籍はどれぐらいの頻度でありますか?
定期的な異動は行っていませんが、おおむね3年を一つの目安としています。
異動には、同一生協内で店舗や部門が変わるケースもあれば、他の大学生協へ移籍する場合もあります。
なお、各大学生協は独立した法人であるため、大学生協間の異動は「異動」ではなく「移籍」となります。
他生協への移籍に際しては、本人の同意が必要であり、意に反するような無理な配属は行わないよう配慮しています。
一つの大学生協の中での部門間の異動はありますか?
こちらもおおむね3年程度を目安としています。
大学生協の業務を幅広く経験していただくため、全く異なる部門間での異動が行われることもあります。
異動や移籍に伴って引越しすることになった場合、費用の補助はありますか?
移籍先生協の規定に従って引越し費用を補助します。
異動や移籍の希望を自分から出すことはできますか?
定期的に実施される上長との面談などを通じて、異動の希望を伝えることができます。
希望が必ず通るとは限りませんが、本人の意向はできる限り尊重され、今後の配属やキャリア形成の参考として活かされます。

キャリアアップについて

大学生協でのキャリアアップはどのようになっていますか?
大学生協では、職員一人ひとりが「こんなふうに貢献したい」「こんなことに挑戦したい」といった前向きな目標を持って働くことを大切にしています。
その目標は、生協全体の方針や事業計画とつながっており、日々の業務の中で達成を目指すことで、自分自身の成長とキャリアアップにつながっていきます。
店長になるには、何年くらいかかりますか?
店長への登用は、早ければ入協3年目以降から始まります。
業務経験を通じてマネジメントや店舗運営に挑戦していただける環境を整えています。

研修制度・資格取得について

入協後の教育研修制度について教えてください。
大学生協では、新入職員が安心して業務に取り組めるよう、1年目に4回の研修(4月・6月・9月・2月)を実施しています。※2025年度実績
4月は約2週間の導入研修を行い、社会人としての基本的なビジネスマナーや、大学生協職員としての基礎知識を身につけます。その後も、6月・9月・2月には2〜3日前後の研修を通じて、配属部門での業務理解を深めながら、着実にステップアップしていきます。

研修は、座学・実践・事例研究など多様な形式で行われ、必要な知識やスキルを段階的に習得できる仕組みになっています。また、2年目・3年目以降も、それぞれの成長段階に応じた研修を定期的に実施しており、継続的な学びとキャリア形成を支援しています。
大学生協で必要とされる資格は何ですか?
宅地建物取引士、(総合・国内)旅行業務取扱管理者は、必要な資格者を置かなければ業務を取り扱うことができません。そのためこれらの部門に配属された場合は、この資格取得を目指していただくこととなります。そのほか、調理師や管理栄養士、第二種衛生管理者などの資格は業務に役立ちます。
資格取得のためのサポートはありますか?
大学生協では、業務に必要な資格の取得を支援する制度を設けています。
規定に基づき、通信教育の受講費や資格試験の受験料などに対して費用支援を行っています。
職員一人ひとりがスキルアップを目指し、安心して学びに取り組めるよう、制度面でもしっかりとバックアップしています。
キャリア形成の一環として、資格取得を通じた成長を応援しています。

労働条件・福利厚生について

勤務時間はどうなっていますか?
勤務は、配属先の生協や店舗によって異なりますが、基本的には8:00~20:00の間で交代制となる、1日あたり実働7~8時間のシフト制です。店舗の営業時間に応じて、早番や遅番のシフトがあります。
※なお、配属キャンパスや大学行事によって、勤務時間が変わる場合があります。
年間労働時間はどのくらいですか?
大学生協では、繁忙期と閑散期の差が大きいため、1年単位の変形労働時間制を採用しています。年間の総所定労働時間は1,800時間台です。
残業時間はどのくらいですか?
残業は、利用が集中する新学期・試験期間・長期休暇前や、パーティ・懇親会など営業時間外の対応が必要な場合に、業務指示に基づいて行います。労使協定では月45時間を上限としており、入協1年目の職員では、1か月あたりの残業時間はおおむね10時間以内に収まっています。
年間の休日はどれくらいですか?
休日は、大学生協によって多少異なりますが、年間で115日以上あります。基本的には日曜日や祝日がお休みとなることが多いですが、入試やオープンキャンパスなどの大学行事に合わせて営業する場合があり、その際は平日に振替休日を取得していただきます。
また、大学の夏期休暇や春期休暇中は、短縮営業や閉店となる店舗もあります。この時期には、普段はできない業務に取り組みます。たとえば、店舗の改善や新しい企画の準備、スキルアップのための研修、次の学期に向けた計画づくりなどです。また、まとまった休暇を取ることもでき、繁忙期と閑散期のメリハリを感じながら働けるのが特徴です。