Interview
旅行関連業務をはじめ、レンタカーやレンタル袴、教習所の受付、
新学期の学び講座の運営などを通じて組合員をサポートしている
構成する組合員1人ひとりが意見を発信できる協同組合は、多角的な視点が集まる面白い組織だと思います。そう思うのは、学生時に政策科学部で「多角的な視点で物事を見る」ということを学んだからかもしれません。そして、大学生協職員も、大学生協の組合員です。生協職員の実感が、大学生協の取り組むべき課題に直結することもあるだろうし、それなら自分にも何かできることがあるかもしれないと思い、入協しました。
入協後は1年ほど食堂部門に在籍し、現在はサービス部門所属です。食堂部門はマニュアルが整っていて管理することがとても多いんです。サービス部門も様々な業務があり、正規職員は判断や管理業務が多いので、食堂部門の経験はとても役に立っています。年上やベテランのパートさんが多いので、管理する立場でも自発的に動き、コミュニケーションを丁寧に行う重要性も学びました。他にマルチタスクや効率的な仕事の仕方も身に付きました。
大学や学生の変化は社会の変化と密接につながっています。学生と関わる時には、「去年やったから今年も」ではなく、「今、何が必要か」を考える大切さを伝えています。社会に出る前の貴重な時期を過ごす大学生が成長していく姿を見ることは、とても刺激になります。職場にはともに成長できる仲間がいるのも心強い。「どうすればより協同組合らしくなるか」を考えるようになり、将来は役員になって組織を支えたいという目標もできました。
組合員には教職員や留学生、中には近隣の地域住民もいます。様々な方がいて、たくさんの業務があるため、どんな経験も活かせると思います。また、組合員の大半は学生なので、学生の感覚が必要な場面もあります。これを読んでいる方が学生なら、学生生活を精一杯楽しんでください。学生として感じたことやその時の経験が、きっと活かせるはずです。大学生協は組合員のより良い生活を支えるだけでなく、自分自身も支えられ、成長できる組織。大変なこともありますが、その分やりがいも大きく、楽しいですよ!
食堂の店長、複合店の新規立ち上げ、学び事業での教育担当と、さまざまな事業の経験を積み、現在は採用担当として、就活生たちと大学生協を繋げている。
入協された方には、様々な事業がある大学生協で多くの経験を積んでいただき、自分の変化・成長を楽しんで欲しいと思います!一つのことをずっと、というより、いろんなことができるマルチプレーヤーになって欲しいですね。成長した先には、何千人・何万人の大学生の方たちの生活を支えられるようになっていくので、そういった意味でもやりがいを感じられると思います。
大学生協は、男性だから、女性だからという目線がほとんどない組織です。私自身もそうですが、管理職やリーダー職に就いている女性も多く活躍しています。また、若いうちから活躍できるということも大学生協の魅力の一つ。早ければ、入協後2~4年目で店長職に就くことも可能です。加えて、入協4年目からは全員が昇級にチャレンジできる「キャリア制度」などもあり、頑張りがしっかりと評価されます。
一つの目標として、学生さんが大学に来ることができなくても、食堂のメニューや教科書、文房具など、大学生協のサービスをオンラインで利用できるような仕組みを作ってみたいと考えています。私は採用担当ですが、そういう新たな事業を誰もが実現できる可能性が大学生協にはあります。特に、今から入協される方は、コロナ禍での大学生活を経験されてきた方がほとんどだと思います。自分が困っていたことを大学生協に入って、これから大学に入られる学生に届けることができたら、それはとても素敵なことではないでしょうか。
コロナ禍で大学生協も大きく変わり、これからもさらに変化し続けていきます。だからこそ、新しいことに“チャレンジできる人”を大学生協では求めています!大学生のために、教職員のために、誰かのために一生懸命になれる人。 そして、「自分が大学生協を変える!」「大学生たちの生活を変えたい!」そんな想いをお持ちの方を歓迎します。是非、一緒に働けることを楽しみにしています。
入協3年目で食堂の店舗責任者に大抜擢。組合員に対して常に正直でいたいという想いを持ち、
情報発信が一方的にならないように気を配りつつ、2つの店舗運営に邁進中!
私は、ケガや病気に合わせて提供される病院食に感銘を受けて、管理栄養士の受験資格が取得できる大学に進学しました。無事に資格も取得し、就職活動を続ける中で実際に食に関わる現場も見学しました。その時の経験から「仕事を続けるには、無理なく働ける環境が大切なんだ」と思うようになったんです。食に関わる仕事の中でも、土日休みで夏季・年末年始休暇などの労働環境が整っている大学生協のことを知り、迷わず応募しました。
上司は教育に熱心な方なので、コロナ禍で活動が制限されていた当時も、職員に対してマネジメントの学習会を開催していただいたり、先輩たちのキャリアアップ事例や成功事例などを学ぶ機会を設けていただいたりしました。店長になった今、それがとても役に立っていると感じています。食への興味から入協しましたが、働く中で仕事に対する考え方も変化しました。将来は、購買や学び支援などの他部門を経験して、広い視野を身につけたいと思っています。
希望した食堂部門に配属になり、2年目を迎えた頃にコロナ禍に突入しました。大学の感染予防レベルの変化に合わせて食堂を閉鎖したり、時間短縮営業にしたり。誰も経験したことのない状況の中、毎日が手探りの状態でした。そんな中、頑張りが評価されて3号館、4号館食堂の店舗責任者を任されることになったのです!優しい上司や頼れるパートさんがいるだけでなく、挑戦させてくれる風土があるのも大学生協の魅力だと思います。
大学生と一緒に働くのはとても楽しいですし、取り組みへの反応がリアルに返ってくるのも嬉しいです。大学生協は協同組合なので、“稼いだら組合員に還元しましょう”という考えがあります。とても素敵な考えだと思います。利益達成時の感謝企画は職員の中で担当を決めて行うので、みんなに挑戦するチャンスがあります。大学生協は様々な事業があるので、色々なことを見て、感じて、経験しておけば、大学生協できっと活かせると思います。
地区担当役員と正規職員の方たちに、
これからの大学生協について
語っていただきました。
野尻
大学生協Goals2030は、 “2030年に向けて、全国の大学生協が「こういう姿でありたい」という目標をまとめたもの”です。大学コミュニティの中でどうあるべきか、正規職員が目指すべき姿などが網羅的に示されています。みなさん、どう感じましたか?
杉谷
最初に見たとき「コロナ禍で苦しむ学生に何かしたい」と思っていたのはみんな一緒なんだと改めて思えました。職員の想いが文字になった気がしました。
吉村
これまで取り組んできたことも文字になっていますよね。自分たちの取り組みが間違いではなかったと思えるし、全ての組合員のことを考えられるものになっていて、素敵です!
平野
組織として目標を定めてくれたことがありがたいです。一つひとつがその通りだと思うし、目標に向けて一致団結できるものになっていると感じました。
野尻
それは良かった。大学生協は、学生だけでなく教職員も含めた全組合員がつながるためのプラットフォームとしての役割を果たす必要があります。そのためには団結も大切ですね。
杉谷
プラットフォームって、どういうことですか?
野尻
大学生協に来れば様々な情報が取得できて、組合員同士がつながる、組合員と大学・生協・地域がつながる、そういう仕組みになるということです。コロナ禍で生活環境は大きく変わり、大学の中でどう過ごしていいのかがわからず、上手く大学を利用できていない学生も多いですからね。
野尻
これからのことや今現在のことで、気になっていることはありますか?
平野
京都大学生協では地産地消などの取り組みを盛んに行っているので、今後の地域社会との関わり方が気になります。
野尻
コロナ禍では、学生の食のセーフティーネットを守るため、地域の方たちにお世話になりました。今度は私たちが地域社会のために行動する番だと思います。例えば、地域食材を使うだけでなく、生産者の高齢化や山間部の過疎化など、その背景にある地域課題も学生に知ってもらう意識を持つとかね。それができるのも私たちの強みだし、地域産業を支え、地産地消を広めることも1つの取り組みとしてできますね。
吉村
学生に組合員である意識を強く持って欲しいのですが、大学生協の価値の伝え方に悩んでいます。
野尻
店舗の商品は、他の商店と同じものが多いから確かに難しいね。ただ、学生を気にかけ、身近に感じてもらえる接客ができるのは、大学生協の強み。ある大学の生協食堂で射的をするイベントがありましたが、学生組合員と一緒に作り、一緒に楽しめるのも大学生協の良さですね。ぜひ、いろいろ挑戦してください。
杉谷
以前の部門で留学生と多く関わっていたので、留学生支援のこれからが気になります。
野尻
在留申請の支援や短期学生の住居支援だけでなく、まだまだ強化します。例えば、海外に留学する学生に、海外事業者と連携して住居支援を行うことも検討したいですね。来日する方、海外に行く方のどちらも支えるプラットフォームを提供したいですね。
野尻
大学生協で働くうえで一番大事なのは、学生に顔を向けて仕事をしているかどうかだと思います。組合員の大半が学生なので、学生と会話ができていないと組合員が求めるニーズに応えられませんからね。
平野
そうですね。今まで以上に店舗に出て、学生の声を聞こうと思います!
吉村
日ごろから旅行カウンターで学生に接していますが、より気を引き締めていきます!それが自分たちの事業につながっていますから。
杉谷
私は採用という立場上、多くの職員と関わる機会が多いので、学生ともっと話すことを職員に広めていこうと思いました。
野尻
大学も変化が求められる時代で、大学生協が求められるもの、期待も高まっています。私たちもこれから様々な競争に巻き込まれると思いますが、大学や学生からの信頼は絶対に失ってはいけません。大学生協の職員らしい縦横の繋がりを大事にして一緒に頑張りましょう!
一同
はい!